おしらせ

2018-06-01 09:59:00

はまってしまった、読書に無我夢中

 1週間前田植えを終え、水の調整や「まざし」(空いた所に補植)作業を空いた時間に日々行っている。その作業中「ぴーひよろ」との鳴き声に空を見上げると、2羽のトンビが低空で円を描いていた。オオタカより一回りでかく、オオタカにはすぐ攻撃をかけるカラスも知らん顔してそばを飛んでいる。トンビの鳴き声は感動的だ。もっとも以前は聞こえていたカッコウの鳴き声はここ数年聞いてない。カッコウは「托卵」と言って、他の鳥の卵を巣から落とし、産卵し、産ませるといった非常に嫌な奴であるが、何故かチベット仏教の中では聖なる鳥として信奉されている。「鳥の仏教」(中沢新一訳)というチベットの民に愛されている本は、仏がカッコウに姿を変え他の鳥たちに教えを伝える話だ。短い本の中に仏教の全てのエッセンスが盛り込まれている、心を見つめる「小乗」、世の利を尽くす「大乗」、そして様々な流派な流派やアミニズム的な古代からの教えなどがコンパクトにおさめられているので、「どれが本当だ?」と迷うが、チベットの民は様々な宗派を超えた高度な宗教感覚を持っているのかもと思う。話はそれたが、カッコウの声を聴きたいな。

でも昨年は農地が減っている中農薬の売り上げが増えた、特に除草剤は30%も伸びている。虫や鳥などの大絶滅作戦が進行している。なんで自然保護団体などは訴えないのか、環境系の学者たちは何をしている、知らないのはおれだけだったりして。夢なんだ、「ウサギ追いしあの山、小鮒つりしかの川」を取り戻したい、ただそれだけ。だから有機の農園の営農を確立したい。でも今読書に夢中、ひと休み。